3月13日、世界空手連盟(WKF)の奈藏稔久・事務総長は都内で記者会見を開いた。全日本空手道連盟(JKF)からは笹川堯会長が駆けつけた。
内容は、2月21日に2024パリ五輪組織委員会(COJO)が発表した2024年のパリオリンピックでの「開催都市提案の追加競技種目」において空手が含まれなかったことついて。
全ての空手関係者をはじめとし、注目度の高い今回の会見は、多くのメディアが駆けつけ、会見中も質問が多く飛び、予定時間を大きく越すものとなった。
奈藏氏は会見で、3月6日にWKFアントニオ・エスピノス会長、奈藏事務総長とフランス空手連盟のフランシス・ディディエ会長とともにCOJO役員との会談をしたことを発表。COJOからはトニー・エスタンゲ会長、エチエンヌ・トボワ ゼネラルディレクター、ジョン・フィリップ・ガティアン スポーツ・ディレクター、オールリー・メルル 副ディレクターが会談に臨み、WKFはCOJOに追加提案種目の再検討を要請した。
またWKFは、フランスでの空手人気・会員数の多さや国際競技力などのポテンシャルの高さ、世界五大陸全てのオリンピックゲームやユースオリンピックゲームで空手が採用されていることなどを示し、以下の3つを主張した。
★3月6日 WKFとCOJOの会談において、WKFの主張
1)空手を、もうひとつの開催地の追加提案種目として入れて欲しい
2)空手の除外理由が不明確、選定の透明性確保がなされていない
3)WKFは、空手をオリンピックに入れるための活動を諦めない