昨年9月の「KARATE1プレミアリーグ東京大会」を最後に改修工事のために閉館していた日本武道館。約10ヶ月の工事を経て、7月29日(水)、報道向け公開となり、改修された本館大道場がお披露目された。
東京2020オリンピックの空手・柔道の大会会場となる日本武道館。およそ2年半をかけてオリンピック仕様に増改修された。中道場の増設、加えて本館の改修がなされ、新たな時代に即した日本武道館へと進化した。
今回の工事で、安全性と使いやすさにおいて改善がされた。耐震・防災の機能を高め、1階観客席に車いす席を増設、通路と道場入口の扉の表示をわかりやすくし、そして一番にトイレの利便性を格段に高めた。清潔さはもちろん、海外の方に、そして女性にとって使いやすいもので、来場者により優しく寄り添う施設となった。
1964年の創建から半年以上にわたり多くのドラマを生んできた武道館。空手道にとっても全日本選手権の会場などで長年親しまれている。築き上げてきた歴史を継承し、今後ますます多くの方々に受け入れられる聖地となった。
日本武道館は、10月から供用が再開される。その初イベントとして、空手の関東学生選手権大会が10/4に予定されている。
空手で締まり、空手で再開する日本武道館。そして来年に迫った空手にとって初となるオリンピックもこの日本武道館で開催される。空手とともに歩む日本武道館の新たな歴史の始まりを、大いに祝おうではないか!!
昨年9月のプレミアリーグ東京大会が、改修工事前のラストイベントとなった。