8月29日(土)、(公財)全日本空手道連盟主催による「(教員・学校関係者向け)第1回学校訪問プロジェクトウェブセミナー(令和2年度スポーツ庁委託 武道等指導充実・資質向上支援事業)」が、インターネットでのオンラインにて実施されました。
今回のセミナーは、新型コロナウイルス感染症の拡大が、学校教育活動にも深刻な影響を与えている昨今の状況において、安心・安全な体育授業の実施に向け、屋外での実施やオンライン授業の導入など新たな取り組みや工夫が行われている中、各学校で現在どのような課題に直面し、どのような工夫をして、授業を計画・実践しているのかなど、具体的な事例を他の学校での取り組みを通じて知ることにより、今後の空手道授業に活かしていただく機会になることを目的としたものです。
セミナーには、全国の空手道授業を担当する教員及び授業協力者(今後担当する予定の者も含む)、空手道の授業の導入・実施を検討している教員及び学校関係者、授業協力者など、48名が参加。
コーディネーターは、小山正辰氏(全日本空手道連盟学校武道推進委員・森ノ宮医療学園ランゲージスクール校長)が務め、3名の登壇者が空手道授業の実践報告を行った他、空手道授業の実施に向けた変更点や工夫した点、コロナ禍においての空手道授業の実施への影響、オンライン授業の活用事例などを紹介しました。
質疑応答は、チャット形式で行われ、参加者からは「空手道授業での評価基準はどうしたらよいか?」、「空手道を初めて行う生徒達に対して、初回の授業の導入では何をしているのか?」の質問が寄せられ、小山氏と3名の登壇者が回答する形で行われました。
その他、新学習指導要領での武道の複数種目化の先生方への周知、その上で空手道授業の導入に向けた新たな取り組みなどについて協議されました。
最後に、コーディネーターの小山正辰氏、日下修次・全日本空手道連盟理事 事務局長が挨拶し、今後も続くであろうウイズコロナにおいても地域や学校の実態に応じ、学校武道としての空手道授業の充実を一層図っていきたいと述べました。