9月23日(水)、不定期連載「スポットライト」の取材で静岡県御殿場市を訪れ、菊池 基(はじめ)先生(前・御殿場西高校校長、前・御殿場西高校空手道部総監督)を取材しました。
学校法人東駿学園 御殿場西高等学校の空手道部を強豪に育て上げた前総監督の菊池 基先生。菊池先生は富士市に生まれ、御殿場西高校から駒澤大学(3年時には全日本学生で8強)を卒業して1983(昭和58)年に母校の教職に就き、すぐ空手同好会を創設しました。
部に昇格後は、熱血かつ、技術的には当時のルールに則した的確な指導のもと、1989(平成元)年に個人組手で国体優勝選手を出し、1990(平成2)年のインターハイで個人形の全国王者を輩出。団体組手では1994(平成6)の全国高校選抜で女子が優勝。2000(平成12)年には男子が春夏連覇を果たしました。2005年、細矢真人コーチ(現監督)に監督職を譲り、自らは総監督に就任し、2014(平成26)年のインターハイでは、男女団体組手でアベック優勝を飾りました。
その間、同校はもとより高体連専門部、また静岡県、日本全体の空手道競技の発展に寄与してきました。
2015 (平成27)年には校長に就任。一方で翌年にがんが判明し、2度の手術を乗り越えた経験と、命の尊さを伝える授業「いのちのホームルーム」を一昨年から3年生を対象に続けてきました。
本年3月には校長職を勇退。「あっという間でしたが、生徒・部員の成長を見守り続けて、充実した教員生活でした」と語り、近況をお聞きすると「ゆっくりしています。新型コロナが落ち着きはじめましたら、何か世の中に役立つことをしたい」と和かに話してくれました。
菊池先生の空手歴、指導歴、また今後の空手について、お話をお聞きしました。
詳細は10月23日発売の「JKFan12月号」に掲載します。