12月13日、日本武道館で開催された「第48回全日本空手道選手権大会」。48回目の空手道の日本一の決定戦、感染防止対策を施し、有観客にて個人戦の組手・形の男女4種目が行われた。
男子形では、喜友名諒が優勝し9連覇。史上最多を更新する大偉業を成し遂げた。決勝はアーナンで28.74点をたたき出した。
そして女子形では、大野ひかるが初の日本一。決勝はパープーレンで27.42点を記録。大会8連覇を目指す清水希容を越え、悲願の初優勝を達成した。
感染防止対策としてメンホーを着用して実施された組手では、男女ともに若き大学生が初の栄冠に輝いた。
男子では高松中央高校から近畿大学工学部に進んだ3年生・崎山優成が優勝。小崎友碁、佐合尚人、そして決勝では前年優勝の五明宏人を下しての初の日本一。JKFナショナルメンバーとして世界ランク上位で活躍する、次世代期待の21歳がついにやってのけた。
女子では、決勝に澤江優月と島愛梨という20歳の同級生両選手が登った。澤江は、2018世界選手権王者の宮原美穂、前年全日本選手権優勝の齊藤綾夏を下し、そして島はあの植草歩を下すなどトーナメントを勢いよく駆け上がる。全少時代から常に全国トップで競ってきた両選手が日本最高の舞台で対戦し、結果、澤江が勝利して優勝。小・中・高・大、そして全日本選手権と、すべての全日本を制覇するグランドスラムを達成した。
《組手》
◆男子[優勝]崎山優成(全空連推薦)[準優勝]五明宏人(前年度優勝)[第三位]北代涼馬(高体連)/佐合尚人(全空連推薦)
◆女子個人[優勝]澤江優月(学連)[準優勝]島愛梨(大阪府)[第三位]齊藤綾夏(前年度優勝)/釜つばさ(香川県)
《形》
◆男子個人[優勝]喜友名諒(前年度優勝)[準優勝]本一将(実業団)[第三位]西山走(九州地区)/菊地凌之輔(全空連推薦)
◆女子個人[優勝]大野ひかる(九州地区)[準優勝]清水希容(前年度優勝)[第三位]岩本衣美里(実業団)/尾野真歩(関東地区)
【公式大会結果】
男子組手
48M_kumi_result
女子組手
48F_kumi_result
男子形
48M_kata_result
女子形
48F_kata_result
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