兵庫工業高校空手道部監督の井戸康善教諭が、令和2年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞しました。このたび井戸教諭は、長年にわたる「部活動における顕著な成果」を評価され、表彰されました。
文部科学省では、学校教育における教育実践等に顕著な成果を上げた教員について、その功績を表彰するとともに広く周知し、併せて我が国の教員の意欲及び資質能力の向上に資することを目的として、平成18年度より、学校教育において顕著な実績を挙げている教員を表彰しています。
井戸教諭は、県立東灘高校から国際武道大学へ進み空手道部では主将を務めました。大学卒業後、兵庫県教員採用試験(保健体育科)に合格。2002年には東灘高校に赴任し、空手道部監督に就任。1年生の初心者3名からスタートした空手道部を5年目には全国大会出場へ導きました。
2015年、兵庫工業高校に異動後も、全国大会に連続して出場し、空手道部監督として、現在15年連続全国大会に導いています。
兵庫工業高校は、今春3月の全国高校選抜大会(東京)には、男女団体全種目の出場を決めています。これは兵庫県では史上2校目となります(井戸教諭が東灘高校に在任中以来)。
この度の受賞に井戸教諭は、「教員となって23年、空手道部での指導のほか、教科指導、生徒指導、進路指導など、何よりも大切なものは『情熱』だと私は思っています。情熱が新たな知識を生む原動力にもなります。これまでに、ご指導やサポートを頂いた方々、育ててくれた卒業生、現在お世話になっている全ての方々に心からの感謝の気持ちを忘れず、今後も覚悟や信念を持って、これからも情熱を燃やし続けて努力していきたいと思います」と語ってくれました。
なお、例年東京にて行われる文部科学大臣優秀教職員表彰式は、新型コロナウイルス感染防止対策のために、1月12日(火)にオンラインによる開催(代表者のみオンラインにて参加)となり、表彰状は後日井戸教諭のもとに届くとのことです。