2月20日(土)、(公財)全日本空手道連盟主催による「(教員・学校関係者向け)第2回学校訪問プロジェクトウェブセミナー・~新しい生活様式における空手道授業の活用と実践~」(令和2年度スポーツ庁委託 武道等指導充実・資質向上支援事業)が、インターネットでのオンラインにて実施されました。
昨年8月の第1回開催以来、2回目となった今回のセミナーは、新型コロナウイルス感染症の拡大が、学校教育活動にも深刻な影響を与えている昨今の状況において、安心・安全な体育授業の実施に向け、屋外での実施やオンライン授業の導入など新たな取り組みや工夫が行われている中、各学校で現在どのような課題に直面し、どのような工夫をして、授業を計画・実践しているのかなど、具体的な事例を他の学校での取り組みを通じて知ることにより、今後の空手道授業に活かしていただく機会になることを目的としたものです。
また現在、柔道、剣道など他武道による授業の実施に課題を抱えている先生方にとって、空手道授業の特徴を通じて、課題解決のヒントになることを期待するものです。
セミナーには、全国の空手道授業を担当する教員及び授業協力者(今後担当する予定の者も含む)、空手道の授業の導入・実施を検討している教員及び学校関係者、授業協力者など、48名が参加。
ファシリテーターは、小山正辰氏(全日本空手道連盟学校武道推進委員・森ノ宮医療学園ランゲージスクール校長)が務め、3名の登壇者が空手道授業導入の経緯、理由を説明した後、空手道授業の実践報告を行いました。また、空手道授業に対するコロナ対策、空手道授業を実施してみて感じた効果と課題などを紹介しました。
質疑応答は、チャット形式で行われ、参加者からは「集団演武の時にトーナメントを採用していましたが、その順位は評価に結びつけていました?」などの質問が寄せられ、3名の登壇者が回答する形で行われました。
最後に、小山正辰氏、日下修次・全日本空手道連盟理事 事務局長が挨拶し、コロナ禍においても地域や学校の実態に応じ、学校武道としての空手道授業の充実を一層図っていきたいと述べました。