3月16日(火)、連載「先生の特別授業」の取材で神奈川県横須賀市の「学校法人横須賀学院 横須賀学院中学校・高等学校」を訪れました。
同学院は、1950(昭和25)年4月に横須賀学院中学校・高等学校として開校し、敬神・愛人という建学の精神を高く掲げた小・中・高一貫のキリスト教教育を実践する学校です(同年9月には小学校が開校)。開校以来、高等学校においては、大学進学に力を入れているほか、部活動では柔道部が全国大会出場の常連です。
空手道部は、一昨年3月まで同校の校長を務めた藤野利夫先生(前全国高体連空手道専門部副部長)が横須賀学院に着任し、1975年に創設しました。以降、村田綾子、森優太(現・全空連ナショナルチーム所属)など国内外で活躍する選手を育てました。
現在は東京都あきる野市出身の佐藤光介先生が顧問を務めています。佐藤先生は、小学1年生の時に五日市濤空会(故・澁谷孝師範)で空手を始め、強豪・世田谷学園高校から駒澤大学へ進学しました。高校時代はインターハイ、全国高校選抜ともに団体組手で準優勝。駒大では関東学生体重別選手権で優勝などレギュラーとして活躍しました。
大学を卒業し、保健体育科の教員を目指すために横浜国立大学大学院に進んだ後、横須賀学院へ入職しました。藤野先生より空手道部顧問を引き継ぎ、今年で6年目になります。
監督に就任後は、「武技に極致なし」「笑顔で空手に全力になれるチーム」、そして、「失敗を恐れないチーム作り」をモットーに、部員の人間的成長・競技力向上・自身の指導力向上に努め、外部コーチの佐藤光直氏(佐藤先生の兄・世田谷学園OB)、飯村涼太氏(世田谷学園OB)とともに日本一を目指しています。
同校は、間近に迫った全国高校選抜には、女子個人形(真鍋百花さん・1年生)で出場します。佐藤先生が顧問に就任後、全国選抜への初の切符となりました。「横須賀学院空手道部らしさを込めた 『形』 を全国大会の舞台で“体現”して欲しいと思います」(佐藤先生)。
現在、部員達は全国選抜出場の真鍋さんとともに夏のインターハイ出場を目標に日々練習に励んでいます。
佐藤先生にご自身の空手歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は4月23日発売の「JKFan6月号」に掲載します。