UAE・ドバイにおいて開催されている「WKF第25回世界空手道選手権大会」。
大会3日目の18日は個人組手の敗者復活戦、男女の個人形、男女団体組手予選が行われた。
男子個人形・オリンピック金メダリストの喜友名諒が登場。さすがの強さで、3つのラウンド全てで1位通過。ひとつひとつの集中を積み重ねて、世界選手権は2014、16、18年と3連覇、4連覇に挑む。
女子個人形では、個人形で世界選手権初代表の大野ひかるが決勝へ。大野にとって悲願の舞台である世界選手権。第1、2ラウンドでは得点が伸び悩んだが、第3ラウンドのスーパーリンペイは27.48点と高得点を記録。小さい頃から何度も国内外で演武する、まさに長年極め続けた形で、香港のグレース、そして同志社大学時代の同窓・國米櫻(アメリカ)を上回って決勝進出を決めた。國米は3位決定戦へ。
決勝は、喜友名の相手はダミアン、大野の相手はサンドラとスペイン勢のオリンピックメダリストが反対のプールを勝ち上がった。また、男子個人形ではアメリカ代表の戸崎学司、スイス代表の氏原勇喜が3位決定戦へ進んだ。
個人組手敗者復活戦では、男子-84kgの森優太が3位決定戦進出を決めた。一昨日の予選では1回戦で敗れたが、敗者復活戦を不死鳥の如く勝ち上がった。巧みな駆け引きで、持ち味の中段突きを次々と決めた。
大会4日目は、男女団体形予選、男女団体組手予選が行われる。
【決勝進出者】
男子個人形:QUINTERO CAPDEVILA DAMIAN HUGO(ESP)/喜友名諒(日本)
女子個人形:大野ひかる(日本)/SANCHEZ JAIME SANDRA(ESP)
【日本代表結果】
男子組手-84kg:森優太 3位決定戦へ
男子個人形:喜友名諒 決勝進出
女子個人形:大野ひかる 決勝進出