11月25日(木)、「あなたのまちの空手道場探訪(番外編)」の取材で「明櫻館(めいおうかん)」(櫻井藤雄館長)を訪れました。
明櫻館は、2019年12月に宮城県利府町にて創設された新しい道場です。館長の櫻井藤雄先生は、現在の仙台城南高校(旧・東北電子工業高校→東北工業大学電子工業高校→東北工業大学高校)空手道部の監督を長きにわたり務め、幾度も全国優勝に導きました。
現在は、(公財)全日本空手道連盟常任理事・同連盟東北地区協議会議長・(公財)全国高体連空手道専門部相談役として、空手道の普及・発展に尽力されています。
そして、一昨年の暮れに自らの道場・明櫻館を創設し、準備期間を経て宮城県空手道連盟に加盟。櫻井先生が館長、指導員として阿部貴幸先生を迎え、全日本空手道連盟の道場として活動しています。指導員の阿部貴幸先生は、仙台城南高校(当時は東北工業大学電子工業高校)OBで、高校時代はインターハイ個人組手優勝・全国高校選抜個人形3位の実績を持ちます。
立ち上げからまだ日が浅い明櫻館ですが、櫻井先生は「空手の稽古を通じて、礼儀礼節、強い体と勇気、そして自分に負けない心を育むことで、子ども達は忍耐力がつき、自分に自信がつきます。また稽古を継続することで、成し得る達成感や異年齢間での道場活動はかけがえのない経験になり、将来に活かされます」と指導のテーマを話します。
その上で、櫻井先生と阿部先生の二人三脚により、道場生一人一人に明確な目標を決めさせ、道場生はその目標を達成するため、指導陣は達成させるために、日々の稽古は短時間でも質の高い稽古を行い、技術的にもレベルアップを図ってきました。
競技面では、全空連全国大会での実績はまだありませんが(会派の全国大会では入賞あり)、道場生から来年2月に地元・利府町で開催される「第1回全日本少年少女空手道選抜大会」及び3月に京都市で開催される「未来くん杯第16回全国中学生空手道選手権大会」へ出場が決定するなど、競技でも活躍できる選手が育っています。
道場立ち上げから2年弱。創設当初は、道場生3名で始まった明櫻館ですが、現在は20名を超える小・中学生が所属しています。
櫻井先生に、道場立ち上げの経緯や指導法、今後の展望などお聞きしました。
詳細は2022年1月21日発売の「JKFan2022年3月号」に掲載します。