2022年1月から施行のWKFルールの一部改訂。日本国内では例年は4月の新年度から実施され始めており、今年もそのような形で導入がなされることが見込まれる。
今年1月に開催されたシリーズA大会より
注目の大きな変更点は、組手で2つ。
1:両選手が密着した状態での「わかれて」と「つづけて」の流れ。
2:不活動はリードしている選手には与えられない。
大きなものは、組手種目において両選手が密着し、主審が「わかれて」と宣告した後の動きだ。「わかれて」の宣告後、両選手が離れたのを確認し、主審が「つづけて」と宣告する。主審が「つづけて」を宣告するまでに選手は技を出してはいけない。1月、2月に行われたWKFのプレミアリーグやシリーズAでは、この改訂内容を知らずに技を出し、C2のウォーニングを受けている選手が見受けられた。
これらの実際の映像を紹介する。
今後、細かな改善などがされる可能性はあるが、審判や選手の実際の流れと動き、また注意点が見えてくるのではないか。 ルールが変われば技術が変わる。要チェックの情報だ。
★接近戦での「わかれて」「つづけて」の流れのシーン
★C2になった例
★「不活動」がリードされている選手にのみ与えられたシーン