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5月13日から15日にかけて、モロッコにおいて「KARATE1プレミアリーグ2022ラバト大会」が開催された。
今大会は2022年の第3回目のプレミアリーグ。44の国と地域から199名の選手が出場した。日本選手は14名の選手が積極挑戦した。
■植草歩、復活優勝!
女子組手+68kg、植草歩がオリンピック後初となる大会出場で金メダルを獲得した。海外の長身選手たちを相手に、上段と中段の技の巧みな使い分けでポイントを奪い、トーナメントの頂点に立った。
植草は昨年のオリンピック後に引退も考えたが、次の2023年の世界選手権に挑戦することを決意。今年に入ってから様々な国を訪れ、世界中の空手仲間との練習を積極的に行い、学んでいる。彼女の持ち前の明るさ、そして果敢に挑む姿勢、そして空手を通じた世界中の仲間たちの優しさ。今大会、海外選手が大会のウォーミングアップの相手をしてくれるなどサポートし、さらにコーチ席にはなんと、オリンピックメダリストを2人輩出したアゼルバイジャンのモロゾフコーチが就いた。
植草は2019年9月のプレミアリーグ東京大会以来となる嬉しい金メダル。次戦は日本で、6月11日に高崎で行われる「第1回全日本体重別選手権」に参戦予定だ。
■大野ひかる、優勝で世界ランク1位に!
形では、女子形の大野ひかる(大分市消防局)と男子形の本一将(AGP)と、日本勢が男女とも金メダルを獲得した。大野は決勝で香港のグレースを相手にスーパーリンペイで勝利。精度の高い技、形で今年のプレミアリーグ初優勝を果たした。所属する大分市消防局の支援でプレミアリーグ転戦中の大野、積極的挑戦、着実な実績で、遂にWKFランキング世界1位に立った。
本は、決勝でアメリカの戸崎学司と対戦。ガンカクを演武し、片足で立つ挙動もバッチリと決めて観客の拍手を呼んだ。プレミアリーグでは自身2度目の金メダルを獲得した。
大野、本ともに7月8日から開催されるワールドゲームズ(於アメリカ)の日本代表に決定している。 弾みのつく優勝となった。
また女子形の尾野真歩(キッコーマン)、清水那月((株)1&Dホールディングス)、男子形の西山走(大分市消防局)、阿部倖地が銅メダルを獲得した。
JKFan6月23日発売号でも結果を掲載予定。
【全試合とも WKF公式YouTubeにて映像公開】
https://www.youtube.com/c/WKFKarateWorldChamps/videos?view=2&sort=dd&live_view=503&shelf_id=0
【日本選手結果】
女子個人形:大野ひかる 金メダル
女子個人形:尾野真歩 銅メダル
女子個人形:清水那月 銅メダル
女子個人形:大内美里沙 7位
男子個人形:本一将 金メダル
男子個人形:西山走 銅メダル
男子個人形:阿部倖地 銅メダル
男子個人形:林田至史 5位
男子個人形:池田竜晟 7位
男子個人形:本龍二 リーグ戦敗退(1勝1敗)
男子個人形:甲斐絢人 リーグ戦敗退(1勝1敗)
女子組手-61kg:久住呂有紀 リーグ戦敗退(1勝2敗)
女子組手+68kg:植草歩 金メダル
女子組手+68kg:齊藤綾夏 リーグ戦敗退(1勝2敗)