9月19日(祝・月)、愛知県尾張旭市の尾張旭市総合体育館にて、被災地復興支援「SAY OSS 空手道練習会in愛知」(主催:復興・災害支援 SAY OSSプロジェクト、尾張旭市空手道連盟)が開催されました。
3年ぶりの開催となった、「SAY OSS 空手道練習会in愛知」。九州に甚大な被害をもたらした大きな台風の影響もあり、開催が危ぶまれましたが、参加者の熱意とスタッフの皆様のお力添えにより、開催することができました。9回目となったこの練習会には、小・中学生、高校生、大学生、一般、指導者を含め約110が参加してくれました。
今回も前回同様に練習会とともに組手と形のセミナーが行われ、組手は長く全日本ナショナルチームに所属し国内外の大会で活躍した篠原浩人先生(浪速高校→近畿大学、2014年アジアオリンピック金メダル・2015年全日本選手権準優勝(同大会入賞3度))、形は世界ジュニア&カデット,U21選手権で金メダルの実績を持つ小崎太碁先生(浪速高校→近畿大学、2018年全日本選手権3位・2019 年全日本実業団選手権準優勝)が講師を務めました。
篠原講師の組手セミナーでは、ウォーミングアップから始まり、間の取り方、駆け引き、技の出し方、ステップなど多岐にわたり指導をしていただきました。インターバルを取っての試合形式では篠原講師のもとに、小学生からマスターズに参加する大人の方まで、積極的に試合を挑んでいく光景は、この練習会だからこそ経験できる貴重な時間となったと思います。
小崎講師の形セミナーには約40名が参加。こうした大人数の一斉指導は初めてのことだったそうですが、それを感じさせない、簡潔で優しい説明で参加者の心をひきつけ、会場は一体感が醸成されていました。また、様々な流派の参加者からの質問に対しても、身体の操作方法をはじめ次の成長につながる言葉を答えてもらい、その言葉はきっと宝物になったと思います。
台風の影響で終了を早めることになりましたが、参加者一人一人に丁寧にサインをしていただいた、両講師の紳士的な対応に参加選手はもちろん保護者の方も大満足の表情の様子が伺えました。来年も参加者の皆様が笑顔になれるSAY OSS愛知を創っていこうと思います。感謝。
(寄稿:尾張旭市空手道連盟理事長 古橋秀鷹)