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2023年2月号(12月23日発売)の連載「先生の特別授業」は「おかやま山陽高等学校」の赤澤浩司先生・茅原史穏先生です。

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11月22日(火)、連載「先生の特別授業」の取材で岡山県浅口市の「学校法人第一原田学園 おかやま山陽高等学校」を訪れました。

おかやま山陽高校は、1924(大正13)年に開校した「岡山県生石高等女学校」を前身とし、再来年の2024年に創立100周年を迎える岡山県内でも歴史のある私学高校です。
「自立創生・信念貫徹・共存共栄」を建学以来の教育目標とし、「何事も最後の一人まで」というモットーのもと、生徒の個性・能力を引き出し、持ち味を大切にした高校を目指しています。

部活動は運動部・文化部ともに県内有数の成績を誇り、野球部、吹奏楽部、レスリング部などが全国レベルで特に野球部は春・夏ともに甲子園出場の実績があります。また、製菓科の生徒が出場した2020年の第13回スイーツ甲子園では、117チームの作品の中から見事に優勝に輝きました。

空手道部は1959(昭和34)年に創部され、歴代の指導者のもとインターハイ・全国高校選抜に何度も出場してきました。
特に、1978(昭和53)年に滝本洋三先生(岡山県空手道連盟副会長)が同校の教諭となり空手道部の監督に就任すると、全国区の強豪に育て上げるとともに高校空手の四大タイトルの一つといわれ、今では年始の恒例大会となった「桃太郎杯全国高等学校空手道錬成大会」の創設に尽力しました。

その後は、岡山県出身で同校空手道部OBの赤澤浩司先生(国士舘大学卒)が監督を引継ぎ、インターハイ・全国高校選抜ともに優勝に導き、世界選手権優勝の永木伸児さん(帝京大学OB)をはじめ、インターハイ個人組手優勝の土居大介さん(帝京大学OB)、現在全日本ナショナルチームの男子形で活躍する西山走選手(同志社大学→大分市消防局)など、国内外で活躍する選手を育ててきました。

現在の空手道部は、赤澤先生が部長として、そして同校空手道部OBの茅原史穏先生(近畿大学工学部卒)が監督を務めています。
長崎県出身の茅原先生は中学までは競技の実績はありませんでしたが、同校在学中3年にはインターハイ個人組手優勝、また同年には全日本選手権に出場し高校生ながら4位に入賞した実績を持ちます。近畿大学工学部在学中は、アジアジュニア選手権で金メダル、国体でも優勝しました。

大学卒業後、岡山県のスポーツ振興事業団に3年間勤務の後、同じ岡山県の亀龍園に就職し介護・福祉の仕事をしながら空手を続け、実業団の大会で活躍しました。
その後、おかやま山陽高校に講師として入職し空手道部の監督に就任。今年で5年目となり、講師から正規の教諭となりました。

また、同校は1、2年生全員が格技の授業で空手道を通して、礼儀・集中・気力・体力を身につけ、体育祭で2年生全員と空手道部で空手道集団演技を行っています。

赤澤先生には空手歴・指導歴、茅原先生には空手歴・指導歴、部の指導方針と今後の展望などをお聞きしました。

詳細は12月23日発売の2023年2月号に掲載します。

茅原史穏先生

充実した施設専用の空手道場(試合コート2面分以上)

同校は今夏の愛媛インターハイにおいて、45年連続出場表彰を受賞した。

おかやま山陽高校空手道部の皆さん(撮影時マスクを外しています)


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