3月10日〜12日、トルコにおいて「KARATE1シリーズA2023コンヤ大会」が開催された。
日本にとっては、6月のプレミアリーグ福岡大会前の出場権獲得レースとしても気になる大会だ。プレミアリーグ福岡大会は、4月初旬の時点で少なくとも世界ランク100位以内に入っていないと、出場の可能性はない。また100位以内でも、ランクの高い選手から優先してエントリー権が巡ってくることから、世界ランクを上げることで、福岡大会への出場可能性を高めることにつながる。今回のシリーズA大会は、その位置付けもある。
今大会、日本から15名の選手が出場した。形では、男女とも日本勢が決勝に上がった。女子個人形で大内美里沙(同志社大学)が金メダル、山田和花(慶應義塾大学)が銀メダル。男子個人形では菊地凌之輔(ALSOK群馬)が金メダル、甲斐絢人(松濤明武会)が銀メダルとなった。
また女子形で山田と同じ慶應義塾大学の田野恵都が銅メダル。今大会、慶應から2名のメダリストが誕生した。両選手ともジュニア時代に国際大会優勝経験があるが、シニア世代では初のメダル獲得となった。
組手の日本勢は、2選手が銅メダル獲得。女子組手-61kgの久住呂有紀(帝京高校職)は、4年ぶりの国際大会メダル獲得。直近の国際大会では5位や7位など惜しい成績が続く中で、今大会、ひとつ大きな一歩を踏み出した。
なお今大会は、今年のシリーズA大会の2戦目である。60の国と地域から、803名が出場した。
【大会結果】
【トーナメント結果】
【最新世界ランク】
【日本選手結果】
女子個人形:大内美里沙 金メダル
女子個人形:山田和花 銀メダル
女子個人形:加藤くるみ 銅メダル
女子個人形:田野恵都 銅メダル
男子個人形:菊地凌之輔 金メダル
男子個人形:甲斐絢人 銀メダル
男子個人形:大槻瑛士 銅メダル
女子組手-50kg:岡崎愛佳 銅メダル
女子組手-55kg:八頭司明 5位
女子組手-55kg:島愛梨 1回戦
女子組手-61kg:久住呂有紀 銅メダル
女子組手-61kg:鈴木眞弥 7位
女子組手-68kg:八頭司歩 1回戦
男子組手-60kg:八頭司恭仁 2回戦
男子組手-75kg:鈴木舜士 5回戦
【WKF公式YouTube 配信】