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「幸せな選手生活」喜友名諒・金城新・上村拓也の沖縄チーム 深い絆と感謝の、選手卒業会見

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今年2月に選手生活の引退を発表した喜友名諒・金城新・上村拓也の3選手の会見が、3月17日に沖縄空手会館(沖縄県豊見城市)において行われた。

会見は全日本空手道連盟が主催。出席したのは、喜友名・金城・上村の3選手と、師匠の佐久本嗣男先生、3選手の姉弟子である清水由佳さんの5名。そして3選手の劉衛流の先輩後輩の指導者・選手たちが会場に駆けつけた。

会見では3選手が順に選手生活を振り返っての思い出や、感謝の思いを語った。

最初に喜友名選手が関わった方々に深い感謝の気持ちを表し、「どこにもないほど幸せな選手生活だったと感じています」と語った。個人形でも東京2020オリンピックで沖縄県勢初、日本空手界初の金メダルを獲得した。だがこの偉業も、「仲間たちがいたからこそ」と強く述べた。

続いて金城選手が、佐久本先生、劉衛流の先輩方・後輩たちが選手として集中しできる環境を支えてくれたことへの感謝を述べた。そして「最高のチームメイトであり、仲間であり、ライバルであり、2人がいるからこそ、私ひとりでは見ることができなかった景色を見ることができた」と2人への感謝を述べた。

3選手の最後にコメントとなった上村選手は感極まり、冒頭「2人の言葉を聞いて、用意してきた言葉が全て飛んでしまっています」と熱い胸の内を語る。だからこその気持ちのこもった思いの丈を、語っていた。3人の絆を深く感じる3選手のエピソードだった。

3選手を近くで支えた清水さんは、長く伸び悩んだ時期、結果を残せない時期、オリンピック挑戦の中での不安など、3選手が様々な苦しみを乗り越えてきたことにも触れ、その経験を今後に生かして欲しいとエールを送った。

最後にコメントをした佐久本先生は、3選手の歩んできた道を振り返るとともに、「今後、素晴らしい指導者になると確信しています」と3選手の今後に期待を寄せた。

3人は今も稽古を続けている。また道場指導者としても活躍する。指導者としての資格取得にも励む予定だ。自身の空手道の追求、後進の育成や空手の普及に、今後も活躍が期待される。


沖縄劉衛流男子団体形チーム
2009年チーム結成
2016、18年 WKF世界選手権大会 2連覇
2015・17・18・19・21・22年 AKFアジア選手権大会 6連覇
2014~ 2017年 世界空手連盟 KARATE1沖縄大会 4連覇
2018・19年 世界空手連盟  KARATE1プレミアリーグ東京大会 2連覇


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