5月6日(土曜日)・7日(日曜日)の2日間、日本空手道会館において平成29年度公認全国形審判員講習会・審査会を実施いたしました。
昨年まで全空連公認7段位以上、日体協公認上級コーチ以上だった参加資格を今回から全空連公認6段位以上、日体協公認コーチ以上と緩和しました。
新規受審者は24名、更新受講者は68名が参加。審査員は阪梨學、佐久本嗣男、松村耕一、佐藤重徳、前田利明の5氏が務めました。
初日は規定講習と第一・第二指定形の実技講習、形演武を評価する実技試験が、2日目は新規受審者を対象にした筆記による学科試験、第一指定形の実技講習、実技試験の3つが行なわれました。
初日の実技講習では、各流派から派遣された演武者が指定形を演武し、審査員がそれぞれ所属する流派の特徴的な運足や足の角度、手の動きなどについて解説。さらに審判視点での加点や減点の共通理解をするべくポイントを説明しました。参加者からは多くの質問が投げかけられ、より深い統一の見解がはかれる充実した講習となりました。
2日目は新規の受審者が所属流派以外の形を演武する講習会と審査会が行なわれ、各流派の特徴を実際に身体を動かして学びました。
多角的な講習、審査をし、より良い形審判員の育成にむけ、充実した2日間となりました。