本日16日、「平成29年度公益財団法人日本体育協会公認コーチ養成講習会専門科目講習会(空手道競技)後期」の2日目が日本空手道会館で開催されました。
午前の基礎理論では、日野一男講師による「スポーツ指導における事故と指導者の責任」と題した講習が行われました。
日野講師は、「空手道では裁判になった事故事例はゼロ」とし、事故防止には、①ヒヤリ・ハット(無傷事故)例を収集し、大事故につながる前に対策を講じること、②ふだんから、相談される存在になるよう心がけること、の2点を挙げました。
また、指導者による体罰が多く発生するのは試合中で、負けて一番悔しいのは選手であることを忘れず、指導者が感情的にならないよう、注意を促しました。
午後は、豊嶋建広講師と井下佳織講師による基礎理論「スポーツ指導における倫理的問題」の講習等が行われました。
体罰に頼らない指導に必要なのは、信頼関係であり、指導者はコミュニケーションのプロでなければならない、信頼関係は安心できる関係が基礎になると、豊嶋講師が解説。井下講師は「(根性ではなく)科学的データに基づいて効果的なトレーニングをすることが、子どもたちの体と心を守り、指導者と子どもたちの幸せにつながります」と説明しました。
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