8月25日に始まった第18回アジア競技大会の空手競技。初日の25日には、男女形と個人組手2種目の計4種目が行われた。日本選手は3種目に出場し、その全てで金メダルを獲得した。
男子形の喜友名諒はこの日、初戦にオーハン、準決勝にアーナン、決勝にアーナンダイと全て劉衛流の形を演武し全試合5ー0の完全優勝。群を抜くパワーとスピード、キレで、アジア競技大会初出場初優勝を果たした。
女子形の清水希容は、アジア競技大会2連覇を達成。準決勝で香港のグレースに3ー2で競り勝つと、決勝はチバナノクーサンクーで5ー0とした。これで、1994年の広島大会で空手が採用されて以降、女子形においては日本選手が7大会連続での優勝となる。
女子組手+68kgの植草歩は、接戦をことごとく制して勝負強さを見せた。最大の山場となった準決勝、イランのハミデに1点を先行されるが、残り時間11秒で中段蹴りを決めて2ー1の逆転勝ち。決勝は中国に持ち味の中段突きを決めるなど5ー3で勝利した。植草はアジア競技大会初優勝。前回の銅メダルに続き、2大会連続のメダルとなった。
大会2日目の26日は、組手の4種目が行われる。日本からは、男子組手-67kgに篠原浩人が出場する。