10月10日、マドリード世界選手権の大会5日目、個人種目と女子団体組手のメダルマッチが行われた。
日本選手は、金メダル2つを獲得。男子個人形の喜友名諒は、決勝で地元スペインのダミアンに、アーナンダイで5ー0と寄せ付けず。誰もが納得、会場がスタンディングオベーションになる圧巻の演武で3連覇を達成した。
女子組手-50kgの宮原美穂が、悲願の金メダルを獲得。トルコのスター・セラップに裏回し蹴りを決め3ー1で勝利した。前回世界選手権、ワールドゲームズ、またカデット、ジュニア、アンダー21の世界選手権と、いずれも惜しくも頂点を逃していた宮原。ついに世界一の称号を得た。
世界選手権連覇に挑んだ女子組手+68kgの植草歩は決勝で0ー3で敗れ、銀メダル。男子組手-60kgの佐合尚人は決勝で残り4秒までリードするも上段蹴りを浴びて2ー5で敗れた。女子個人形の清水希容は、地元スペインのサンドラとのチャタンヤラクーサンクー対決に2ー3で惜しくも敗れ、3連覇はならなかった。2006年以来、12年ぶり2度目の世界一をかけた女子団体組手は、決勝でフランスに0ー2で敗れた。
男子組手-75kg、初出場の西村拳は3位決定戦で11点の大量得点を奪い快勝して銅メダル。女子組手-55kgの山田沙羅は3位決定戦で敗れ、5位だった。
そして、パラ空手では大庭康資が金メダルを獲得。前々回銀、前回銅の大庭は、3度目の世界大会挑戦で、嬉しい金メダルを獲得した。