11月21日(日)、東京都九段の・日本武道館において「第65回全日本大学空手道選手権大会」が開催された。本年の大学空手の団体日本一を決める大会で、男女の形・組手4種目が行われた。
昨年のこの大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となったが、今回は、感染防止対策を万全にしての開催の運びとなった。また現下のコロナ禍での大会開催に際し無観客試合となったが、学生諸君の雄姿を伝えるべく、Youtube(全日本空手道連盟 [Japan Karatedo Federation] 公式チャンネル)にて試合の模様がLIVE配信された。
(https://www.youtube.com/channel/UCuRYr09nQrX1cAzqobI2ohw)
午前中に行われた形種目では、一昨年に続き帝京大学が男女2冠を獲得。石橋咲織・籔本光咲の主力選手が世界選手権出場のため、新メンバーで臨んだ女子は決勝で慶應義塾大学を下し、11連覇を達成。男子は、決勝で2018年に優勝の同志社大学を下して2連覇。通算12回目の王座を獲得した。
女子組手では、近畿大学が2018年以来通算9回目の優勝。京都産業大学との決勝戦では、先鋒・中堅と互いに合い譲らず引き分けも、大将戦で近大の大室美紗稀が京産大の小堂利奈を6−3で下し頂点を極めた。
男子組手は、帝京大学が実に12年ぶり5度目の日本一を果たした。準決勝で近畿大学、決勝で京都産業大学との立て続けの大接戦を繰り広げた。決勝は2勝2敗で迎えた大将戦、帝京大の池田蓮が京産大の上山大就を5−1で下し頂点をもぎ取った。
また、昼休みには、今夏に行われた東京2020オリンピック空手競技での学連出身の代表選手・役員ならびに審判表彰が行われた。
第65回全日本大学空手道選手権大会
(2021年11月21日 日本武道館)
《組手》
◆男子団体[優勝]帝京大学[準優勝]京都産業大学[第三位]近畿大学/駒澤大学
◆女子団体[優勝]近畿大学[準優勝]京都産業大学[第三位]同志社大学/帝京大学
《形》
◆男子団体[優勝]帝京大学[準優勝]同志社大学[第三位]国士舘大学/千葉工業大学
◆女子団体[優勝]帝京大学[準優勝]慶應義塾大学[第三位]同志社大学/関西大学
《優秀選手賞》
◆男子:山本匡悟(帝京大学)/小川竜輝(帝京大学)/池田蓮(帝京大学)/鈴木晃成(帝京大学)/宮崎光(帝京大学)/上山大就(京都産業大学)/嶋田力斗(京都産業大学)/梶原龍斗(京都産業大学)/小崎友碁(近畿大学)/保坂悠人(駒澤大学)
◆女子:野口暖日(近畿大学)/岡崎愛佳(近畿大学)/大室美紗稀(近畿大学)/坂地心(京都産業大学)/小堂利奈(京都産業大学)/澤江優月(帝京大学)/瀬戸口文音(同志社大学)
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帝京大学の皆さん
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近畿大学の皆さん
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京都産業大学の皆さん
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男子団体組手決勝、上段突きで攻める帝京大の大将・池田蓮
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女子団体組手決勝、上段突きを決める近畿大の大将・大室美紗稀(右)
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女子団体形で11連覇の帝京大
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男子団体形で通算12回目の優勝を飾った帝京大
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昼休みに行われた東京2020オリンピック空手競技での学連出身の代表選手・役員ならびに審判表彰