2022年初のWKFシニア公式国際大会である「KARATE1シリーズAパンプローナ大会」が、1/28~30に開催された。今年からシリーズA大会の位置付けが変わり、世界ランク32位以下の選手のみが出場する。世界トップランカーへの挑戦権を掴むための大会となった。
日本選手は、2名が単身で自費挑戦。2021年世界選手権の男子団体形チャンピオン・本龍二(イーギャランティ株式会社=帝京大卒)が、今大会は個人形で優勝を果たした。
また、全日本選手権3位などの実績を持つ江藤純哉(大分市消防局=近大工学部卒)は7位だった。
■注目!実戦YouTube映像が見られる!組手「わかれて」改訂ルール■
今大会、1月から施行されている世界空手連盟(WKF)の2022新ルールが実戦された。
【YouTubeリンク】 Karate1 PAMPLONA | FINALS
注目の変更点は、組手で2つ。
1:両選手が密着した状態での「わかれて」と「つづけて」の流れ。
2:不活動はリードした選手には与えられない。
これらの実際の映像を見ることができる。今後、細かな改善などがされる可能性はあるが、審判、選手の実際の流れと動き、また注意点が見えてくるのではないか。
ルールが変われは技術が変わる。この改訂ルールは日本でも導入が見込まれることから、要チェックの情報だ。
= Karate1 PAMPLONA | FINALS 動画=
13:23ころ~本龍二選手の決勝演武
26:00ころ~接近戦での「わかれて」「つづけて」の流れのシーン
50:10ころ~「不活動」がリードされている選手にのみ与えられたシーン
男子個人形で優勝した本龍二選手。単身での挑戦、確かな手応えを掴んだ。
本選手の決勝のゴジュウシホショウ。(スペイン連盟公式Facebookより)
男子組手-84kgで7位の江藤純哉選手。(スペイン連盟公式Facebookより)