「第12回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」大会4日目の10月29日、カデット・ジュニア形の決勝4種目が行われ、日本勢が全て優勝を果たした。
最初に登場のカデット女子個人形:髙田あずさ(高松中央高校)は、決勝でウンスを演武。ジャンプのところでの国際大会特有の手拍子に後押しされるように、伸び伸びとした演武。25.6点を記録して、相手のインドネシア選手のパープーレンに勝利した。
カデット男子個人形:龍見侑曉(高崎市立寺尾中学校)は、決勝でガンカクを演武。片足立ちからの蹴上げを全て決めると、会場から大きな歓声が上がった。26.0点で、ドイツ選手に勝利した。
ジュニア女子個人形:古河蒼波(大阪学芸高校)と、男子個人形:斉藤梨寿嬉(光明学園相模原高校)は、共に決勝のスコアは僅差での勝利となった。
古河はスーパーリンペイを演武しスペイン選手のチャタンヤラクーサンクーに0.04の差で競り勝った。競技点は相手に譲ったが、技術点で確実に上回っての勝利。剛柔流の特徴をしっかりと演武した、技の練りが世界一への後押しとなった。
斉藤はウンスを演武しトルコ選手となんと25.4点の同点。技術点と競技点ともに一緒だったが、7人の審判中5人が斉藤を支持。総合点には反映されなかったが、確実に相手を上回っての勝利だった。
【大会4日目(10/29)日本選手結果】
カデット女子個人形:髙田あずさ(高松中央高校) 金メダル
カデット男子個人形:龍見侑曉(高崎市立寺尾中学校) 金メダル
ジュニア女子個人形:古河蒼波(大阪学芸高校) 金メダル
ジュニア男子個人形:斉藤梨寿嬉(光明学園相模原高校) 金メダル
【10/29 決勝YouTube映像】