「第12回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」大会4日目の29日、カデット・ジュニア組手のメダルマッチ。日本は6選手が臨んだ。
カデット女子組手-47kg:内田智菜が、持ち味を存分に発揮して金メダル獲得!この階級の世界の選手の中でひときわ小柄な内田、決勝の相手のポーランドの選手は30センチ以上はあろうかという身長差。長い手足、遠い間合いから足を上げて、待ち構える相手に、ポジショニングの巧さ、コーナーワークで揺さぶりをかける。そして焦れた相手に試合再開からの奇襲で先制。その後は最後まで冷静に、相手の動きをよく見てさばき、1ー0で勝利した。初の国際大会で世界一、試合中の落ち着きと打って変わり、優勝を決め笑顔が弾けた。
カデット男子組手-52kg3位決定戦では、福島樹稀が勝利し、銅メダルを獲得。大阪の千政館から浪速中学へ進み、今年の全中団体優勝メンバーである福島。初の国際大会でメダルを獲得した。
ジュニア組手では、女子の2選手が3位決定戦に進んだが、惜しくも敗れ5位。これで、ジュニア組手は今大会メダルなしとなった。かつて2011年の世界ジュニア大会で喫した「マレーシアの惨敗」。ジュニア組手ではその時以上に厳しい結果となった。高校生の世代、再起に期待したい。
【大会4日目(10/29)日本選手結果】
カデット女子組手-47kg:内田智菜(浪速高校) 金メダル
カデット男子組手-52kg:福島樹稀(浪速中学校) 銅メダル
カデット男子組手-57kg:中村太耀(日本航空高校) 5位
カデット女子組手+54kg:松浦舞世(帝京中学校) 5位
ジュニア女子組手-59kg:土居姫佳(小松大谷高校) 5位
ジュニア女子組手+59kg:藤樫くるみ(浪速高校) 5位
【10/29 決勝YouTube映像】
https://youtu.be/1LuTz5bd3ZY