「第12回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」大会最終日の30日の形競技メダルマッチ。4種目で日本勢が優勝し、前日の4種目と合わせて、今大会の形競技全8種目で日本が全て世界一に輝いた。
アンダー21女子個人形:大内美里沙は、決勝でチャタンヤラクーサンクーを演武。26.14点を記録して勝利し優勝を果たした。大内は2017年の世界カデットに次ぎ、アンダー21でも世界王者に輝いた。また早稲田大学空手部に所属するフィリピン代表のアルフォルテさくらが銅メダルに輝いた。3位決定戦ではキャンノチントウを演武した。
アンダー21男子個人形:阿部倖地は、決勝でスーパーリンペイを演武。さすがの技術力の高さ、相手のベトナム選手のアーナンを圧倒した。試合中の結果発表時点ではシステムトラブルで点数が25.12点で誤って記されていたが、後に26.54点と発表された。
世界ジュニア選手権に初出場となった日本の団体形チーム。男女とも決勝の演武では、形、分解ともに素晴らしく、観衆の大きな喝采を浴びた。ジュニア女子団体形、清水彩瑚・神嵜美桜・福岡夢心の浪速高校のチームは、アーナンで26.54点を記録。エジプトチームにおよそ2.0点近い大差をつけて勝利した。3選手の演武の一致がピタリ。分解では投げ技をパワフルに決めた。
ジュニア男子団体形は、若林寛斗・松村颯天・岡本朱良の大阪学芸高校のチーム。アーナンで27.74点の高得点を記録し、地元トルコチームのウンスに大差で勝利した。日本チームの演武後、判定を待つ間に観衆からJAPANコールが沸き起こるほどの出来栄えで会場を魅了した。
【大会5日目(10/30)日本選手結果】
アンダー21女子個人形:大内美里沙(同志社大学) 金メダル
アンダー21男子個人形:阿部倖地(慶應義塾大学) 金メダル
ジュニア女子団体形:清水彩瑚・神嵜美桜・福岡夢心(浪速高校) 金メダル
ジュニア男子団体形:若林寛斗・松村颯天・岡本朱良(大阪学芸高校) 金メダル
【10/30 決勝YouTube映像】
https://youtu.be/az7WFJF2uFA
★大会のもようは11/22発売のJKFan2023年1月号にて掲載予定