2022年、国内外の大会のジュニアカテゴリーにて、3名の形チャンピオンを輩出した強豪道場があります。その名は「日本空手道 拳龍会(会長:森﨑龍行先生)」。
拳龍会は、1994年に大阪府の「北摂」地域(吹田市・箕面市・茨木市)を拠点とする道場として創設されました。
道場創立以来、会長の森﨑龍行先生は「目標に向かって初志貫徹!」をテーマに、「空手道を通じて礼節を学び、目的を持って稽古に励むこと」を重点に指導してきました。
日々の練習は、森﨑先生の他、指導歴豊富な優秀な指導員のもと、限られた時間の中でも組手・形とも効果的な練習方法を見出して行っています。「競技面では、まずは超激戦区の大阪の代表になれるようにひたすら練習を重ねてきましたが、現在では全国大会で優勝しようという高い意識を持った子ども達も多くなっています」(森﨑先生)。
これらの指導の結果、これまで全少・全中・全中選抜などに多数の選手を送り出し、特に全少ではこれまでに5回優勝の実績を誇り、現在では拳龍会から大阪の強豪校である浪速、大阪学芸、城南学園などに多数進学しています。
そして、本年には国内外の大会にて3名のジュニア形チャンピオンが生まれました。
3月に京都府で開催された「未来くん杯第16回全国中学生空手道選抜大会(全中選抜)」中学1年女子形で伊藤わかなさん(城南学園中学校2年)が優勝🥇
8月に愛媛県で開催された「第49回全国高等学校空手道選手権大会(インターハイ)」女子形で山本真由さん(大阪学芸高校2年)が優勝🥇
10月にトルコで開催された「第12回世界ジュニア&カデット、21アンダー空手道選手権大会」女子団体形で神嵜美桜さん(浪速高校3年)が日本代表として出場し優勝🏆🥇
「神嵜美桜、山本真由、真由の妹の山本真央(第18回全少4年女子形優勝)、伊藤わかな、、、この子達には子どもの頃は週4〜5日つきっきりで指導していました。トレーニングでは主に下半身強化、形に関しては技術力の向上。そして技術力とともにメンタル面を強くすることも考え、日頃から空手ノートを書かせ、これは現在の子ども達も続いています」(指導員の高邑彩先生:山口県鴻城高校→近畿大学OG)。
この特集では、ジュニア形チャンピオンをいかにして生み出したのかを探るべく、主にジュニア世界チャンピオンとなった神嵜美桜さんの中学生時代の空手ノートに記してある形のポイントを紐解き、指導員の高邑彩先生に糸東流の形での拳龍会式のポイントを中心に紹介してもらいました。
詳細は、1月23日発売の3月号で掲載いたします。ご期待ください。