4月20日、「2022年度 ミズノ スポーツメントール賞・ミズノ スポーツライター賞 表彰式」が、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)において開催され、空手道から佐久本嗣男氏が「ミズノ スポーツメントール賞」の表彰を受けた。
ミズノメントール賞は、指導者の表彰として歴史と名誉ある賞。日本の競技スポーツおよび地域スポーツにおいて選手の強化・育成並びに地域スポーツの普及・振興に貢献した指導者を顕彰するものである。
沖縄劉衛流龍鳳会会長の佐久本氏(全空連常任理事)は、指導者として多くの世界王者を輩出する。2000年から指導を始めた女子団体形チームで、04年(豊見城あずさ・嘉手納由絵・清水由佳)、08年(嘉手納由絵・清水由佳・金城さゆり)と世界選手権で2度の優勝。
その後、男子団体形チーム(喜友名諒・金城新・上村拓也)は、世界選手権2連覇やアジア選手権6連覇など、長年にわたって世界で活躍。また喜友名選手は、個人形でも世界選手権4連覇、全日本選手権10連覇、そしてTOKYO2020オリンピックでは、金メダルを獲得した。オリンピックでは佐久本氏は日本選手団の形総括として活躍した。
空手発祥の地・沖縄で、選手育成と空手の文化や技術を継承する佐久本氏。その功績により今回の受賞の誉となった。
ミズノメントール賞の空手道からの表彰は、2019年度の釜辰信氏以来になる。