6月30日(金)、連載「先生の特別授業」の取材で島根県出雲市の「島根県立出雲工業高等学校」を訪れました。
出雲大社をはじめ多くの観光名所を有する島根県出雲市にある県立出雲工業高校は、1944(昭和19)年に開校した前身校から数回の組織改編・改称を経て、1962(昭和37)年に現校名となりました。
空手道部は2004(平成16)年に同好会として発足し、2017年に正式な部活動として昇格しました。現在は島根県出身で地元の糸東流の道場で研鑽を積んだ生和(にゅうわ)信隆先生が指導しています。また、同部活のOGには、女子個人形で今年度の全日本強化選手に選出された三島きり選手がおり、国内外の大会で活躍しています。
生和先生は、空手は高校1年生(県立松江工業高校)の途中から糸東流の道場で始め、3年次に高校に空手道部(在学中は同好会)が創設され、初代の主将を務めました。大学(長崎総合科学大学)在学中は空手から離れましたが、大学卒業後、2年目から島根県の公立高校で常勤講師を務め、その後教員採用試験に合格。出雲工業高校、江津工業高校の順で勤務し、2017年から再び出雲工業高校に赴任、工業科教諭として勤務しています。出雲工業では、最初の勤務当時から空手道部での指導を始め、現在監督を務めています。
「部活での指導者になってからは、部員それぞれの目標を大切にすることだと思っています。もちろんチーム全体で「インターハイに行くぞ!」といった目標は掲げます。ですが、私は生徒それぞれの目標を大切にし、彼らの目線の先に何があるのかを一緒に見ながら指導したいと思っています」(生和先生)。
生和先生にご自身の空手歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は7月22日発売のJKFan2023年9月号に掲載します。