10月29日、世界選手権6日目最終日。
パラ空手視覚障がいの部の決勝で、日本の大庭康資[ユニバーサル松濤館連合]・今井俊浩[群馬県空手道連盟]の日本選手同士の対戦が実現した。
先に演武した大庭は、カンクウショウを演武。三日月蹴りから伏せる挙動では、素早い転身と見事な着地に会場から大きな拍手が起こった。
後の演武の今井は、パイクーを演武。技の力強さ、しゃがむ部分の難しい挙動も軸をぶらさずに決めた。
結果は大庭43.6点、今井44.7点で、今井が世界大会初出場で初優勝を飾った。また大庭は2012年のプレ大会から、本大会は14、16、18、21年、そして今回と6大会連続のメダル獲得の偉業となった。
全日本パラ大会でも長年競い合う良きライバルの2人。世界の金銀のメダルを分け合った。「大庭さんを追いかけて、この大会に出場しました。そして大庭さんと一緒に決勝の舞台に立てて嬉しい」と今井。
★予選の様子
https://www.karatedo.co.jp/news/reportage/20231027/32559
★大会情報まとめ
https://www.karatedo.co.jp/news/topics/20231024/32354