1月8日(月・祝)、(公財)日本武道館主催による「鏡開き式・武道始め」が日本武道館において開催されました。
武道功労表彰式では、空手道からは武道功労者として松倉栄重氏((一社)全日本学生空手道連盟理事長・76歳)が表彰されました。
北海道函館市出身の松倉氏は、高校時代に空手道を始め、拓殖大学に入学し空手道部に入部。3、4年次には学連の大会で活躍しました。卒業後も拓殖大学空手道部コーチとして学連の大会で数多くの優勝に導きました。その後は関東学生空手道連盟、(一社)全日本学生空手道連盟の理事長として学生空手道連盟の運営の中枢を担い、同連盟の発展に尽力してきました。さらには、(公財)全日本空手道連盟の理事、常任理事としても空手道界の発展・地位向上に努めてきました。
また、全日本空手道連盟九州地区協議会が武道優良団体として表彰されました。九州地区協議会は1974年に設立。九州地区8県を統括し、地区の選手権大会や少年大会開催などを通じて、競技力の発展に貢献。また、九州中体連に加盟しており、青少年の健全な育成に寄与してきました。2023年には、福岡市での国際大会(プレミアリーグ福岡)の主管として大会を成功裡に収めました。
その後の鏡開き式では、鎌倉時代軍装による着初式を披露。大将軍には日本武道館理事長の川端達夫氏が扮し、鎧着初め・三献の儀・出陣を演武しました。
各団体の模範演武では、空手道からは、帝京大学女子チーム(水上千穂・畑中彩留葉・佐藤琴美)による迫力ある松濤館流のウンスーが演武され、特に分解でのその迫力に会場から大きな拍手が贈られました。
最後に各武道が一斉に行う武道始め(稽古会)では、日本空手道拳志会、白水修養会、教空会空手道場、蒼鷹会空手道教室、日本武道館武道学園から合わせて100名を越す参加があり、参加者は稽古に汗を流しました。